2025.09.25
デンタルフロスで同じ場所がドブ臭いのはなぜ?続けると治るのかも解説
『デンタルフロスが臭う』そんな経験はありませんか。
デンタルフロスが臭う理由はいくつかありますが、こちらのような心配の声が聞こえてきそうです。

デンタルフロスが臭い….
口臭が心配だわ。

どうしてデンタルフロスがドブ臭いの?

デンタルフロスが臭う箇所は治るのかな。
この記事では、デンタルフロスで同じ場所がドブ臭いのはなぜか解説するとともに、続けると治るのかも詳しくご紹介しています。
デンタルフロスの臭いに悩んでいる方は、参考にしてください。
目次
デンタルフロスで同じ場所がドブ臭い理由
デンタルフロスからドブ臭い臭いがする…。
そんな経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こちらでは、デンタルフロスで同じ場所がドブ臭い理由を、解説します。
臭いが気になる方は参考にしてください。
デンタルフロスの臭いの原因
デンタルフロスの臭いの原因として、以下のようなことが考えられます。
- 歯周病
- 虫歯
- プラークや食べカスが残っている
- 被せ物の隙間に汚れが溜まっている
一つずつ詳しくみていきましょう。
歯周病
歯周病で臭うのは、2通りの理由が考えられます。
- 歯周病菌が、不快な臭いの原因物質である、硫化水素やメチルメルカプタンといった揮発性硫黄化合物を発生させる。
- 歯周病がひどくなると、歯ぐきの中で膿を作り、その膿が臭う
これら2つがドブ臭い臭いの原因です。
虫歯
虫歯になると、歯が欠けてしまい、そこに食べカスが溜まりやすくなります。
虫歯の穴は小さいため、歯ブラシやデンタルフロスではキレイに磨けません。
穴に溜まった食べカスが、腐ってしまい、ドブ臭い臭いの原因になります。
プラークや食べカスが残っている
磨き残しがある場合、プラークや食べカスが腐ってしまい、ドブ臭い臭いがします。
歯と歯の間は、歯ブラシだけでは汚れをキレイに取りきれないので、デンタルフロスや歯間ブラシの併用をおすすめします。
被せ物の隙間に汚れが溜まっている
被せ物や接着しているセメントが経年劣化すると、歯と被せ物の間に隙間ができてしまい、そこに汚れが溜まってしまうことがあります。
汚れが溜まると、やがて歯周病や虫歯を引き起こし、口臭もひどくなります。
口臭が起こる流れ
口臭が起こる原因として、食べカスが溜まる⇒細菌が増殖する⇒食べカスが腐敗し、臭いが発生するという流れがあります。
こちらでは、口臭が起こる流れを詳しくみていきましょう。
- 食べカスが溜まる
- 口腔内の細菌が食べカスをエサに増殖する
- 細菌が、食べカスのタンパク質を分解して腐らせる
- その過程で、ドブの臭いのような揮発性硫黄化合物が発生する
以上のように、食べカスが口の中にあり続けることが、口臭の最大の原因になります。
食べカスが口の中に残らないように、丁寧に歯磨きをしましょう。
デンタルフロスを続けると改善する?臭いの予防方法を解説
デンタルフロスが臭う時、使い続けると改善するかどうか、こちらでは解説します。
参考にしてみてください。

臭いの原因が、プラークや食べカスの場合、デンタルフロスで改善することができます。
ドブ臭い臭いの原因のほとんどが、食べカスです。
デンタルフロスを毎日使い、歯ブラシで取りきれなかった汚れを、しっかりと取り除きましょう。
軽い歯周病の場合でも、汚れを取り除くと改善することがあります。
ぜひ、毎日の口腔ケアにデンタルフロスや歯間ブラシを取り入れてください。
しかし、臭いの原因がひどい歯周病や虫歯の場合は、歯科医院での治療が必要です。
口腔ケアだけでは、ひどい歯周病や虫歯を治すことはできないので、デンタルフロスを2週間しても臭いが改善されない場合は、歯科医院でご相談ください。
デンタルフロスはしない方がいい?必要性について紹介
デンタルフロスは、歯ブラシで取りきれなかった汚れを取り除くことができる、優秀なデンタル補助グッズです。
しかし、使い方を間違えると、歯ぐきや粘膜を傷つけてしまうことがあります。
こちらではデンタルフロスのメリット・デメリットをご紹介します。
メリット | デメリット |
・歯ブラシでは取りきれない歯間の汚れを取ることができる ・虫歯や歯周病予防になる ・口臭予防になる ・被せ物の不具合に気付ける | ・歯ぐきや粘膜を傷つけるリスクがある ・使い方が難しい ・奥歯に届きにくい ・使い捨てのためコストがかかる |
デンタルフロスの大きなメリットは、歯ブラシでは取りきれない歯間の汚れを、効率的に取ることができるところです。
汚れを除去することにより、歯周病や虫歯・口臭を予防することができます。
しかし、デメリットとしては、使い方が難しいので、慣れるまでは強い力がかかってしまい歯ぐきや粘膜を傷つけてしまうリスクがあります。
また、奥歯には届きにくいので、デンタルフロスが難しいところは、歯間ブラシを使いましょう。
デンタルフロスの必要性

歯ブラシで取り切れる汚れは、60%程度だといわれています。
歯ブラシは歯の表面の汚れを取ることができますが、デンタルフロスのように歯間や歯と歯ぐきの境目の汚れをとることは苦手です。
しかし、歯間や歯と歯ぐきの境目は汚れがたまりやすく、放っておくと歯周病や虫歯・口臭の原因になってしまいます。
そのため、デンタルフロスを併用することは歯の健康を守る上で、とても大切です。
もし、デンタルフロスが難しいと感じられる場合は、糸ようじや歯間ブラシを使ってみましょう。
様々な形や太さの、糸ようじや歯間ブラシが市販されているので、ご自身が使いやすいものを選んでください。
デンタルフロスが臭いに関するよくある質問
デンタルフロスが臭いに関する、よくある質問をまとめました。
臭いでお悩みの方は、参考にしてください。
Q1. デンタルフロスを毎日していても口臭がある原因は?

デンタルフロスを毎日していても口臭がある場合は、歯周病や虫歯の可能性があります。
また、被せ物が経年劣化していることが原因として考えられます。
この場合、いくらデンタルフロスで口腔ケアをしても改善されないので、歯科医院での治療が必要です。
Q2. 奥歯にデンタルフロスを通すと臭いときはどうすればいいですか?

奥歯はデンタルフロスを通しにくく、汚れが溜まりやすい場所です。
奥歯にデンタルフロスを通した時に臭い場合は、毎日デンタルフロスを使って、溜まっている汚れを取りきりましょう。
奥歯にデンタルフロスが届きにくい場合は、糸ようじや歯間ブラシをお使いください。
2週間程度、デンタルフロスをしても改善されない場合は虫歯や歯周病の可能性があるので、歯科医院にご相談ください。
Q3. デンタルフロスをすると歯周ポケットは深くなりますか?

デンタルフロスで歯周ポケットが深くなることはありません。
しかし、デンタルフロスに強い力をかけてしまうと、歯ぐきが傷ついてしまうことがあります。
デンタルフロスは、無理に深いところまで入れるのではなく、優しい力で使いましょう。