虫歯はどれくらい放置するとやばい？がんの恐れや勝手に治るかも解説

誰でもなり得る虫歯ですが、自分で虫歯に気づいても、恐くて歯医者になかなか行けないという方も、いらっしゃるでしょう。

しかし、何もせず放置していると歯を失ってしまったり、全身の健康に悪影響を及ぼす場合があります。

この記事では、虫歯を放置するとどうなるのか、どんな病気を招く可能性があるのかをご紹介します。

虫歯を放置すると、どんなことが起こるのか気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

がんの恐れもある？虫歯を放置するリスク

虫歯に気づいても、忙しいと歯科医院へ行くことを後回しにしてしまうこともありますよね。

虫歯が、がんの直接的なリスクになることはありません。

しかし、長期間放置して歯が欠けてしまい、尖った歯が長期間舌に当たり続けることで、舌に腫瘍を作ってしまう可能性があります。

また、虫歯を放置すると、痛みが出てきて歯の治療も長引いてしまいます。

深い虫歯を放置すると、心臓や脳などに感染症を起こしてしまう可能性もあるので、注意しましょう。

激しい痛みが出る

歯や歯の神経を失うことになる

強い痛みが出ると、虫歯が歯髄まで到達している可能性があります。

歯の神経を取る治療をすると、痛みはなくなりますが、歯に栄養が届かなくなります。

このため、歯がもろくなって歯の寿命は短くなってしまうのです。

口臭の原因となる

全身に虫歯菌が広がる

虫歯を放置すると、細菌が増殖してしまうため注意が必要です。

菌を体内へ取り込むことで、全身の健康状態にも悪影響を及ぼすことがあるので、口の中に違和感を感じたら早めに受診するようにしましょう。

さまざまな病気を引き起こす可能性がある

虫歯を放置し続けると、心臓や脳などの臓器が、病気に侵されてしまう可能性があります。

また、虫歯や歯周病がひどくなると、生活習慣病のリスクが高まることも注意が必要です。

糖尿病の方は、歯周病が悪化しやすいので、定期的に歯科医院で検診やクリーニングを受けると良いでしょう。

虫歯の進行スピードとは？

虫歯の進行速度は、ケアの仕方、食事の質、歯の質などによって変わってきます。

虫歯になった時、進行を早めないためにできることを以下にまとめました。

虫歯を放置すると勝手に自然と治ることもある？

自然治癒する可能性がある虫歯は、初期虫歯のみです。

初期虫歯とは、見た目は歯の表面が白く濁っている、または茶色や黒っぽくなっていて、穴が開いていなく、しみるなど痛みがない状態です。

このような状態だと、再石灰化を促進させることで、歯に穴が開くのを防ぐことができる場合があります。

フッ素入りの歯磨き粉を使って、しっかりケアするようにしましょう。

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虫歯の放置に関するよくある質問

虫歯を放置するとどうなるのか、よくある質問をまとめました。

Q1. 虫歯で死亡した有名人はいますか？

歴史上の人物では、新撰組の二番対組長の永倉新八が虫歯が原因で亡くなったという説があります。

酷い虫歯を放置していたようで、当時は抗生物質などを使った治療もなく、虫歯の菌が顎に感染してしまったそうです。

それが全身に影響し、抜歯の際に敗血症で亡くなったと伝えられています。

Q2. 虫歯を10年以上放置するとどうなりますか？

Q3. 虫歯が大変な病気の予兆となっていることはありますか？

虫歯は、全身疾患の原因になることがあります。

虫歯を放置すると、脳卒中、肺炎、心臓病などにつながることがあり、虫歯の末期では、根管内の細菌が根の先からあふれ出て根尖性歯周炎という病気を引き起こします。

歯を失わないためにも、全身の健康のためにも定期的に歯科受診を受け、口の中に違和感を感じたら早めに歯科医院を受診しましょう。